自分でできる雨漏りチェックと修理方法

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更新日:2024.11.18

雨漏り対策は、早くすればするほど手間が少なくなり、低価格に抑えられます。

逆に一切のチェックをせずに放っておくと、専門業者に依頼するしかなくなり、高額な出費になることも・・・。

この記事では自分でできる雨漏りチェックと修理方法を紹介します。

雨漏りのチェック箇所

雨漏り対策を考える場合、必ず下記の5箇所はチェックしましょう。

雨漏りの発生する箇所

  • スレート/瓦
  • 棟板金
  • 漆喰(しっくい)
  • 雨仕舞い部分
  • コーキング部分

雨漏り箇所が上記1つだけの場合もあれば、2つ以上が同時に発生することもあります。

まずは屋根や外壁を目視でチェックしましょう。

目で確認すると、ここから雨水が入りそうだなということはある程度わかるはずです。

該当箇所を絞り込んでから、下記の要領で雨漏り修理を行なってください。

※自分で屋根をチェックする場合は、1階の屋根だけにしてください。2階や3階は転落の危険があるため、チェックだけだとしても業者に依頼しましょう。

自分でやれる雨漏り修理は応急処置のみ

雨漏り修理は自分でやれば当然安くはなりますが、すぐに雨漏りが再発して、かえって修理費用が高くなるケースもあります。

まずは下記チェック項目で応急処置だけでいいのか、キチンと雨漏り修理すべきを判断してください。

雨漏り状況のチェック項目

  • 雨漏り箇所は1つか?「はい」or「いいえ」
  • 1階の雨漏りか?「はい」or「いいえ」
  • 築年数は35年未満か?「はい」or「いいえ」
  • 初めての雨漏りか?「はい」or「いいえ」
  • 雨漏りは染み程度も少量か?「はい」or「いいえ」

上記チェック項目が、すべて「はい」なら自分で応急処置をしてみてもいいかもしれません。

反対に1つで「いいえ」がある場合は、業者に依頼されることをお勧めします。

その理由は、怪我をしたり、結局は雨漏りが止まらないケースが多々あるからです。

雨漏りの応急処置方法

上記のチェック項目で応急処置だけで大丈夫と判断されましたら、今からお伝えする誰でもできる3つの雨漏り応急処置方法を試してみましょう。

バケツや洗面器で雨水を受け止める

よくテレビドラマで登場するシーンのように、床に垂れ落ちる雨水をバケツで受け止めるのが、最もポピュラーな室内の雨漏り応急処置方法です。

必要な物は、生活で使っているバケツや洗面器なので、全く費用が掛からずに誰にでもできます。

雨水を雑巾に染み込ませる

窓際からの雨漏りにうってつけな応急処置方法は、雑巾を雨漏り箇所において、染み込ませることです。

これもまた必要な物は、生活で使っている雑巾やタオルなので、全く費用が掛からずに誰にでもできます。

吸水シートを天井裏に敷いておく

雨漏り箇所付近の天井に点検口があり、天井裏に上がれるようなら、雨染みがある場所に吸水シートを敷いておくで応急処置ができます。

吸水シートの価格は、50枚~100枚で、1,500円前後です。お近くのホームセンターなどで購入できます。

防水のテープを利用する

雨漏りしている箇所が明確で、かつ外からの雨の侵入箇所と部屋の中の雨漏り箇所が近い場合に利用できる方法です。
方法は雨漏りしている箇所の水分を取り除き、防水テープをはるだけ。
これでその場での応急処置は完了です。

雨漏り修理の費用目安

自分で修理は難しいと判断した場合は、業者に修理に依頼しましょう。

以下に費用目安を掲載しておくので、参考にしてください。

雨漏箇所 修理概要 料金目安
棟板金 板金の撤去交換 30万円~100万円
スレート スレートの交換  1万円~2万円 /枚
漆喰 漆喰の塗り直し 30万円~80万円
瓦の交換 1万円~2万円 /枚
谷樋 谷樋の撤去交換 20万円~80万円
ベランダ 防水コーキング 5万円~20万円
天窓 防水コーキング 5万円~25万円
経年劣化 屋根の葺き替え 100万円~300万円

業者を選ぶポイント

本格的な修理には、業者への依頼が必要です。かといって、何も考えずに業者を選ぶと上記の目安を大きく超えた値段を請求されたりすることも…。
信頼できる業者を判断する材料がいくつかありますので紹介します。

  • 口コミで悪い意見が少ない
  • 修理の保証がある
  • ホームページを持っている
  • 修理の保証がある
  • 雨漏りに関連する資格を持っている

これらは、ちゃんとした業者であればクリアしている条件です。

ずさんな工事をされては元も子もありませんので、雨漏りが起きていて焦っていてもこれらの条件は考慮して業者を選びましょう。

まとめ

この記事では、雨漏りのチェック箇所と自分でできる修理、業者に依頼した時の費用目安、業者を選ぶポイントを紹介しました。

雨漏りが起きてからだと、大きな出費になることが多いため、1年に1度は目視のチェックをおこなってください。

10年に一度は外壁や屋根の塗装を行い、状態を保つことも必要と覚えておきましょう。

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